道祖王(ふなどおう/ふなどのおおきみ)は、天武天皇の孫で、一品・新田部親王の子。孝謙天皇の皇太子に立てられたが、のち廃太子となった。橘奈良麻呂の乱に連座し、拷問を受けて獄死した。

船王(ふねおう/ふねのおおきみ、生没年不詳)は、奈良時代の皇族。知太政官事・舎人親王の子。官位は二品・信部卿。

正躬王(まさみおう、延暦18年(799年) - 貞観5年5月1日(863年5月22日))は、平安時代初期から前期にかけての皇族。桓武天皇の孫で、二品・万多親王の七男。官位は正四位下・参議。

正道王(まさみちおう、弘仁13年(822年) - 承和8年6月11日(841年7月3日))は、平安時代初期の皇族。淳和天皇の孫。中務卿・恒世親王の長男。官位は従四位下・武蔵守。

正行王(まさゆきおう、弘仁7年(816年) - 天安2年7月10日(858年8月22日))は、平安時代初期の皇族。桓武天皇の孫。二品・万多親王の次男。官位は従四位上・弾正大弼。__TOC__

当世王(まさよおう、生年不詳 - 斉衡2年8月13日(855年9月27日))は、平安時代前期の皇族。大宰帥・仲野親王の四男。位階は従四位下。仁寿3年(853年)無位から従四位下に直叙される。斉衡2年(855年)8月13日卒去。最終官位は散位従四位下。

道野王(みちののおう、生年不詳 - 斉衡2年3月13日(855年4月3日))は、平安時代前期の皇族。大宰帥・賀陽親王の長男。官位は従四位上・武蔵守。

御使王(みつかいおう、生年不詳 - 天平宝字4年5月7日(760年6月24日))は、奈良時代の皇族。名は三使王とも記される。知太政官事・舎人親王の子または孫。官位は従四位下・大膳大夫。

三室王(みむろおう、生年不詳 - 天平17年4月7日(745年5月12日))は、奈良時代の皇族。名は御室王とも記される。浄大参・川島皇子の子とする系図がある。位階は従四位下。

神王(みわおう)は、二品・志貴皇子の孫。榎井王の子。右大臣となり、桓武天皇の近親として桓武朝後半の治世を支えた。従二位、贈正二位。吉野大臣と号した。__TOC__

六人部王(むとべおう、生年不詳 - 神亀6年1月11日(729年2月13日))は、奈良時代の皇族。『万葉集』では身人部王と表記されている。

棟氏王(むねうじおう、生年不詳 - 貞観5年1月22日(863年2月13日))は、平安時代前期の皇族。桓武天皇の孫。三品・葛井親王の子。官位は従四位下・下野守。

棟良王(むねながおう、生年不詳 - 元慶元年5月27日(877年7月11日))は、平安時代前期の皇族。桓武天皇の孫。三品・葛井親王の子。官位は従四位上・中務大輔。__TOC__

基兄王(もとえおう、天長元年(824年) - 元慶5年11月22日(881年12月16日))は、平安時代初期から前期にかけての皇族。名は基枝王とも記される。桓武天皇の孫。三品・葛井親王の長男。官位は正四位下・大蔵卿。

山村王(やまむらおう、養老6年(722年) - 神護景雲元年11月17日(767年12月16日))は、奈良時代の皇族。用明天皇の皇子・来目皇子の子孫。官位は従三位・参議。

慶頼王(よしよりおう/やすよりおう)は、皇太子保明親王の第一王子。母は藤原時平の娘・仁善子。同母妹に煕子女王がいる。父親王の薨御に伴い醍醐天皇の皇太子(皇太孫)に立てられたが夭逝した。

和気王(わけおう、生年不詳 - 天平神護元年(765年))は、奈良時代の皇族。別王とも記され、一時臣籍降下し岡和気とも称した。天武天皇の曾孫。中務卿・三原王の子。官位は従三位・参議。

葛野王(かどののおう/かどののおおきみ)は、弘文天皇(大友皇子)の第一皇子。淡海三船の祖父にあたる。官位は正四位上・式部卿。

恒基王(つねもとおう、生年不詳 - 元慶7年12月11日(884年1月12日))は、平安時代前期の皇族。官位は従四位上・山城権守。

時宗王(ときむねおう、生年不詳 - 天安2年9月28日(858年11月7日))は、平安時代初期の皇族。系譜は明らかでないが、桓武天皇もしくは嵯峨天皇の孫か。官位は従四位下・相模守。