多治比 縣守(たじひ の あがたもり)は、奈良時代の公卿。左大臣・多治比嶋の子。養老の遣唐使(717年-718年)で遣唐押使として渡唐を果たしたのち、按察使・征夷将軍などを歴任して地方行政に従事する。

多治比 広成(たじひ の ひろなり)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての公卿・漢詩人。左大臣・多治比嶋の五男。官位は従三位・中納言。

多治比 池守(たじひ の いけもり)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての公卿。左大臣・多治比嶋の長男。官位は従二位・大納言。

多治比 嶋(たじひ の しま)は、飛鳥時代の公卿。名は志麻・志摩とも。宣化天皇の4世孫(玄孫)にあたる。摂津大夫・多治比古王(丹比麻呂)の子。姓は公のち真人。官位は正二位・左大臣。

多治比 広足(たじひ の ひろたり)は、奈良時代の公卿。左大臣・多治比嶋の六男。官位は従三位・中納言。

多治比 水守(たじひ の みずもり)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族。左大臣・多治比嶋の子。官位は従四位下・宮内卿。

多治比 三宅麻呂(たじひ の みやけまろ)は、飛鳥時代後期から奈良時代前期にかけての貴族。摂津大夫・多治比古王の子。官位は正四位上・左大弁。

多治比 今麻呂(たじひ の いままろ)は、奈良時代から平安時代初期にかけての公卿。参議・多治比土作の八男。官位は従三位・参議。

多治比 国人(たじひ の くにひと)は、奈良時代の貴族・歌人。官位は従四位下・遠江守。

多治比 犢養(たじひ の こうしかい)は、奈良時代の貴族。官位は従五位上・遠江守。

多治比 継兄(たじひ の つぐえ)は、奈良時代から平安時代初期にかけての貴族。官位は従四位上・神祇伯。

多治比 長野(たじひ の ながの)は、奈良時代の公卿。名は永野とも記される。大納言・多治比池守の孫。鋳銭長官・多治比家主の子。官位は従三位・参議。

多治比 土作(たじひ の はにつくり/はにし)は、奈良時代の公卿。左大臣・多治比嶋の孫。宮内卿・多治比水守の子。官位は従四位上・参議。

多治比 家主(たじひ の やかぬし)は、奈良時代の貴族。大納言・多治比池守の子。官位は従四位下・鋳銭長官。

多治比 屋主(たじひ の やぬし)は、奈良時代の貴族・歌人。官位は正五位下・左大舎人頭。

多治 経明(たじ の つねあきら)は、平安時代中期の武将。平将門の家臣。出自は不明。常羽御厩別当、将門私授上野守。

丹墀 門成(たじひ の かどなり)は、平安時代初期の貴族。姓は多治比真人のち丹墀真人。内蔵助・多治比豊長の子。官位は正五位下・大和守。

多治比 清貞(たじひ の きよさだ)は、平安時代初期の貴族・漢詩人。姓は多治比真人のち丹墀真人。官位は従四位下・伊勢守。

多治 貞岑(たじひ の さだみね)は、平安時代初期から前期にかけての貴族。名は貞峯とも記す。氏姓は多治比真人のち丹墀真人、多治真人。中納言・多治比広成の曽孫。木工頭・丹墀貞成の子。官位は従四位下・右中弁。

丹墀 真総(たじひ の まふさ)は、平安時代前期の官人。姓は真人。官位は正六位上・刑部大丞。