曹 嶷(そう ぎょく、? - 323年)は、中国の五胡十六国時代の人物。東萊郡の人。青州で独立勢力を形成し、前趙・後趙・東晋と様々な国家に服属しながら12年にわたって割拠した。

張 平(ちょう へい、? - 361年)は、五胡十六国時代の人物である。代郡の人。前秦・前燕に対抗する第3勢力として并州に割拠した。

劉 隗(りゅう かい、273年 - 333年)は、西晋から東晋や後趙に任えた政治家・武将。字は大連。本貫は彭城郡彭城県叢亭里。後漢の劉愷の末裔とされ、魏の楽浪太守の劉茂の末裔にあたる。父は西晋の東光県令の劉砥。伯父は司隷校尉の劉訥(字は令言)。

呂 護(りょ ご、? - 362年)は、五胡十六国時代に活動した群雄の一人。

張 賓(ちょう ひん、? - 322年)は、五胡十六国時代後趙の政治家。字は孟孫。趙郡中丘県の出身。父は中山郡太守の張瑶。漢人参謀として石勒の覇業を支え、後趙樹立の立役者となった。石勒からは絶大な信頼を寄せられ、「右侯」と呼び敬われた。

董皇后(とうこうごう、? - 352年以降)は、冉魏の皇帝冉閔の皇后。

冉 閔(ぜん びん)は、五胡十六国時代の冉魏の初代天王。羯族の後趙の皇帝石虎の養孫だが、漢人である。石虎の死後、後趙から独立して冉魏を打ち立て、後趙の皇室や羯族を大量に殺した。冉閔は後趙の残党の石祗等と対立し、352年に前燕の慕容恪に捕らわれて殺された。

石 邃(せき すい、? - 337年)は、後趙の大趙天王石虎の最初の天王太子。字は大淵。幼名は阿鉄。母は最初の天王后鄭桜桃。

石 宣(せき せん、314年以降 - 348年)は、後趙の皇帝(天王)石虎の2番目の天王太子。母は2番目の天王后杜珠。

仏図澄(ぶっとちょう、ブッダチンガ、、232年 - 349年1月13日(永和4年12月8日))は五胡十六国時代の西域からの渡来僧。中国の神異僧の筆頭に挙げられる。竺仏図澄とも記載される。姓は白、亀茲国の出身であるという。(烏萇)で出家したのち、罽賓で仏学の研鑚に励んだ。

姚 弋仲(よう よくちゅう、279年? - 352年3月)は、羌族の部族長。後に後秦を築く基礎を築いた一人である。

王 午(おう ご、? - 352年)は、五胡十六国時代後趙の武将。後に安国王を自称して自立した。

侯 子光(こう しこう、? - 337年)は、五胡十六国時代の人物。安定郡(現在の甘粛省涇川県)の出身。小秦国政権を樹立して後趙に背いた。『十六国春秋』には劉光とも記載される。

姚 萇(よう ちょう)は、五胡十六国時代後秦の創建者。字は景茂。羌の出身であり、本貫は南安郡赤亭(現在の甘粛省定西市隴西県の西部)。南安羌族の酋長姚弋仲の42人の子の第24子である。兄に姚襄がいる。父の姚弋仲は羌の勢力を率いる後趙の将であった。

拓跋 孤(たくばつ こ、生没年不詳)は、中国の代の王族。父は拓跋鬱律。兄に拓跋翳槐・拓跋什翼犍・拓跋屈がいる。北魏の道武帝により、高涼王に追封され、諡は神武といった。

姚 襄(よう じょう、331年 - 357年5月)は、五胡十六国時代の羌族酋長。字は景国。姚弋仲の五男で、後秦の創建者姚萇の兄である。

郭 敬(かく けい、生没年不詳)は、五胡十六国時代後趙の人物。字は季子、太原郡鄔県の出身。

孔 萇(こう ちょう、生没年不詳)は、五胡十六国時代後趙の武将。石勒に仕えて多くの武勲を挙げた。石勒十八騎の一人である孔豚と同一人物か、もしくは親族ではないかと言われる。

徐 光(じょ こう、? - 333年)は、五胡十六国時代後趙の政治家である。字は季武。頓丘郡の出身。父の徐聡は牛医であった。張賓亡き後は石勒の参謀となり重用された。

石勒十八騎(せきろくじゅうはっき)は、五胡十六国時代後趙の創建者である石勒に、その活動初期の段階から付き従った18人の総称。