乞四 比羽(きつし ひう、? - 698年)は、7世紀に大祚栄の父の乞乞仲象と共に渤海の建国を主導した靺鞨出身の人物。乞四比羽は高句麗滅亡後、唐の営州へ強制連行され、抑留生活を送った。

壱 万福(いち まんぷく、生没年不詳)は、渤海国の人物。渤海での官位は青綬大夫。日本での位階は従三位。第7次渤海使の大使。

王 新福(おう しんぷく、生没年不詳)は、渤海国の人物。渤海での官位は紫綬大夫。日本での位階は正三位。第6次渤海使の大使。

大 光顕(だい こうけん、生没年不詳)は、渤海国が滅亡した時の最後の渤海王族の一人。世子(国王の世継ぎ、皇太子に相当)と自称していた。

烏 須弗(う すふつ、生没年不詳)は、渤海国の人物。第8次渤海使の大使。

史 都蒙(し ともう、生没年不詳)は、渤海国の人物。第9次渤海使の大使。

張 仙寿(ちょう せんじゅ、生没年不詳)は、渤海国の人物。第10次渤海使の大使。

慕 昌禄(も しょうろく、生年不明 - 宝亀4年2月20日(773年3月17日))は、渤海国の人物。日本での位階は正四位下、贈従三位。第7次渤海使の副使。

烈萬華(ヨル・マノファ、、? - 976年)は、渤海の貴族で、渤海復興運動の指導者、定安の君主であった。

高 永昌(こう えいしょう、生年不詳 - 隆基元年(1116年)5月)は、遼代の人物。大元および大渤海の皇帝を称した。

大 延琳(だい えんりん、生年不詳 - 天慶2年(1030年)?)は、契丹の人物。興遼の皇帝を称した。

大 封裔(だい ふうえい)は、渤海国の王子。

高多仏(こうたぶつ、生没年不詳)は、渤海国の使節の首領。810年5月、帰国を目前にして使節団から脱走して、越前国にとどまり、いわば亡命した。その後、越中国に移されて、史生の羽栗馬長と習語生らに渤海語を教習した。その後、高多仏は帰化して高庭高雄を名乗る。

大 懐徳(だい かいとく、生没年不詳)は、靺鞨族出身の高麗の軍人。渤海国滅亡後、高麗に帰化していた。の際の郭州の攻防戦において戦死。

大 金就(だい きんしゅう、テ・グムチュイ、)は、朝鮮氏族の永順太氏の始祖である。渤海国滅亡後、高麗王朝に帰化した靺鞨人。太金就(テ・グムチュイ、)とも。

大 公器(だい こうき、生没年不詳)は、靺鞨族出身の高麗の胥吏。渤海国滅亡後、高麗に帰化していた。官職は「令史同正」。中央官司の胥吏の散職であり、両班の一翼をなす武臣より一段低い政治的・社会経済的境遇にあった。

大 集成(だい しゅうせい、? - 1236年)は、靺鞨族出身の高麗の武臣。渤海国滅亡後、高麗に帰化していた。モンゴルの高麗侵攻の回避、および武臣政権の執権者崔瑀の政権維持に役割を果たした。

大 道秀(だい どうしゅう、生没年不詳)は、靺鞨族出身の高麗の軍人。渤海国滅亡後、高麗に帰化していた。

大 壱夏(だい いちか、生没年不詳)は、渤海国の王族。第2代王・大武芸の伯・叔父の子。

大 門芸(だい もんげい、生没年不詳)は、渤海国の王族。第2代王・大武芸の弟。