伊 孚九(い ふきゅう、1698年 - 1747年?)は、中国清代中期の貿易商・画家。貿易商として長崎に度々来日し南宗画の画風を伝えた。池大雅や桑山玉洲らが私淑し、その後日本の文人画壇に広まった。名は海、字は孚九(桴鳩)。号は莘野・匯川・成堂(也堂)・雲水伊人などと称した。

王 槩(おう がい、1645年-1710年以後)は、清の康煕年間に南京で活躍した文人、画家。詩文・画・篆刻にすぐれ、画は大幅の山水画を得意とし、人物・花鳥画も善くした。絵画教本『芥子園画伝』を弟二人とともに制作したことで最も知られる。初名は王匄。字は東郭、または安節。

ジュゼッペ・カスティリオーネ(Giuseppe Castiglione、1688年7月19日 - 1766年7月17日、中国名郎世寧〈ろうせいねい　Láng Shìníng〉)は、イタリアのミラノ生まれのイエズス会宣教師、画家である。

胡 湄(こ び、生卒年不詳)は中国清代の画家。沈南蘋の師として知られる。字は飛濤。 号は晩山・秋雪。浙江平湖の人。科挙制度においては諸生に甘んじた。書画などの収蔵家で知られる項元汴の外孫であったので、その収蔵物の模写や臨模が自由に行え、画業が進んだ。

上官周(じょうかん しゅう、1665年 - 1752年)は、清朝・中国の画家。字は文佐、竹荘と号す。

焦 秉貞(しょう へいてい、Jiāo Bǐngzhēn、1689年 - 1726年)は山東省済寧出身の清代初期の画家である。天文暦法を司る欽天監の五官正となったが、西洋画透視図法の影響をうけた最初の中国の画家となった。山水画や人物画を得意とした。代表作は『耕織図』 (1696年)である。

沈 南蘋(しん なんびん、康熙21年(1682年) - ?)は、中国清代の画家。1731年 (享保16年) 来朝、長崎に2年間弱滞在し写生的な花鳥画の技法を伝えた。弟子の熊代熊斐らが南蘋派を形成。円山応挙・伊藤若冲など江戸中期の画家に多大な影響を及ぼした。名は銓。

石濤(せきとう、Shitao、崇禎15年(1642年) - 康熙46年(1707年))は、清初に活躍した遺民画人。俗称は朱若極、石濤は字であり後に道号とした。僧となってから法諱を原済(元済)・済とし、清湘陳人・大滌子・苦瓜和尚・小乗客・瞎尊者などと号した。

張 秋穀(ちょう しゅうこく、生没年不詳)は江戸時代の長崎に来舶した清人画家。日本に文人画の画法を伝える。来舶四大家の一人。名は初め昆のち莘(しん)。字は初め秋谷、後に秋穀に改めた。号に露香・西冷釣徒・鋤雲館など。杭州府仁和県の人。

鄭 燮(てい しょう、康熙32年(1693年) - 乾隆30年12月12日(1766年1月22日))は、清代の画家・書家。字は克柔(こくじゅう)、板橋(はんきょう)と号した。揚州府興化県の人。詩書画すべてよくし、三絶の誉れ高い孤立独往の文人である。

八大山人(はちだいさんじん、Bādàshānrén、1626年? - 1705年?)は、明代末期から清代初期の画家・書家・詩人。本名は朱統𨨗(林の下に金)(しゅ とうかん)、幼名または通称は朱耷(しゅ とう、耷は明代に驢馬の意味で使われた)。僧号は傳綮。字は刃庵。

費 漢源(ひ かんげん、生没年不詳)は清の商人・画家。江戸時代中期、日本に渡来し南宗画様式の画技を伝える。来舶四大家の一人。名は瀾、字は漢源。浩然と号した。湖州府呉興県の人。

費 晴湖(ひ せいこ、生没年不詳)は清の商人・画家。江戸時代中期、日本に渡来し南宗画様式の画技を伝える。名は肇陽、字は得天。晴湖と号し他に耕霞使者と称した。湖州府呉興県の人。

方 西園(ほう せいえん、乾隆元年(1736年) - 卒年不詳)は清の商人・画家。江戸時代中期、日本に渡来し画技を伝える。名は濟、字は巨濟・巨川、西園と号した。安徽省旌徳県の生まれ。